取組みを知る

農薬を出来るだけ使わない野菜作り

#
 ベジタブルワークスでは、減農薬・減化学肥料栽培で野菜を育てています。 では「減農薬」「減化学肥料」とはどういうことでしょうか?実はその曖昧さから上記の呼び名は使われなくなり、現在では 「特別栽培農産物」 と呼ばれています。これは国の定めた基準で、農産物が生産された地域の慣行レベルに比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培され、認定機関に認められた農産物の事です。ベジタブルワークスでは、その考えにのっとり「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に基づいて野菜を栽培しています
 野菜を買う時に「無農薬」や「オーガニック」と聞くと聞こえが良いと感じる人が多いかもしれません。 しかしながらベジタブルワークスでは農薬を使います。はっきり言って使います。 人が風邪を引いたりするように、野菜たちも病気になります。 畑の野菜は、一度病気になってしまうとひどい時には、畑全面が腐ってしまう時があります。 また、私たちが生で食べておいしいと感じる野菜ですから、虫たちも雑草を食べるよりも何倍もおいしいに違いありません。 1つのブロッコリーに30匹のイモムシに出会えることもたま~にあります。 使い過ぎては決してよくない薬ですが、予防のためにベジタブルワークスでは国の基準の半分以下にとどめて使用しています。

特別栽培農産物に係る表示ガイドラインについて
北海道のサイトへのリンク
農林水産省のサイトへのリンク

堆肥をたっぷり使います

#
 前項にもありました「減化学肥料」についてお話します。
 そもそも肥料には有機質肥料と化学肥料があります。有機質肥料とは、油カスや魚カス・鶏糞など天然素材に由来する肥料です。化学肥料とは化学的方法により製造される肥料のことをいいます
 化学肥料は野菜を育てるのにとっても便利な肥料です。生育の悪い時、化学肥料を追肥してみればすぐに大きく育ちます。農家にとっては大助かりです。 世界に比べて日本では化学肥料を使用する割合が高く、日本中の農家で使用され狭い面積の畑でより多くの野菜を収穫できるよう進められてきました。けして悪い肥料ではありません。ですが、便利な反面、畑や人にも好ましくない部分もあります。 畑の作物は、本来土の中にいる微生物と仲良く共存して育っていくのが理想的です。 ところが、その便利さゆえに化学肥料ばかりに頼る栽培を続けていると、土中の微生物が減ってしまったりバランスが悪くなってしまいます。微生物が減ると、そこに病原菌が増えて作物の病気の原因になります。病気を何とかしようと農薬を沢山使った結果、さらに微生物が死んでしまうという悪循環になってしまいます。
 有機質肥料の場合は、有機質肥料そのものは野菜の栄養成分にならない肥料なのですが、畑に撒くことで土中の動物や微生物の餌となります。 餌をもらった生物たちは元気に土中で活動して、餌として食べられた有機質肥料が分解されて野菜の養分となる無機質へと変えてくれます。 有機質肥料の畑で育った作物はたくさんの微生物に守られて、病気が付きにくい元気な野菜へと育ちます。 また、化学肥料だけで育った野菜よりも、香りや味の良い野菜に育つと言われています。  そうはいっても、効き目の遅い有機質肥料。 ベジタブルワークスでは、鶏糞をどの畑にもこれほどまでかというほど、毎年たっぷり与えています。 しかし、春に撒いた堆肥がゆっくりゆっくり時間をかけて野菜の収穫が終わる頃に効いてるようでは困ります。化学肥料も補助する意味でバランスよく使いながら、土作りを進めています

#
写真右側に積まれているのが堆肥です。

#
アスパラ畑に毎年撒くことで、栄養補給の他に除草にも役立っています。

設備の紹介

野菜収穫運搬機
スタッフが1つ1つ刈り取ったブロッコリーを移動しながらコンテナに集めます。
#
大型予冷庫
収穫してから出荷まで、温度管理をしながら一時的に保管する設備。コンテナを積んだフォークリフトが品物の出し入れをします。
#
大型製氷機
出荷時、野菜を氷詰めにする時に使う氷を作ります。大量に作り、保冷します。
#

#
ベジタブルワークスオリジナルの氷詰めギフトが大変好評です!採れたての美味しさをお届けします。左の箱に氷を詰めると右の様になります。この上にしっかりと蓋をしめて出荷します。
冷蔵コンテナ付きトレーラー
出荷に使うトレーラー。温度管理をしながら輸送します。
#
ビニールハウス
育苗のためのビニールハウスが4棟あります。
#